風俗で遊ぶもののエチケット



「さっきの客、どうだった~?初日であれはキツイよね~。」一番初めに話しかけてきたのは、アキだった。外見が若いので18、9歳だと思えば今年で25歳だという。彼女は1年位前からこの店に入り、もとは商社のOLをしていたらしい。しかし、ブランド好きと当時付き合っていた男に借金をせがまれるようになり、風俗という選択肢もある。と言い出したのも、彼の方からだった。一般に聞くとヒドイ男だが、アキは明るい。心底惚れている男を手放さないため。彼がなにものにも変えがたい存在なのだ。そして、好きなブランド品を身に付けて彼と会う。アキは幸せそうにみえた。



風俗というと、借金まみれで危ない金融会社に売られたとか、悲惨な経験を経てしょうがなく働かされている子が行き着く場所・・・なんてイメージがあったが、そんな事もないんだな~と以外だった。・・・この遅番(午後5~12時迄勤務)のメンバー達と待機場で色々な事を話し、客がつけば客のところへ行き、今の客どうだった~?なんてたまに愚痴も言いながら過ごす。皆それぞれ事情や目標があって、私もこれからこの職場でがんばって行こうと思えた瞬間でもあった。